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元彌離婚否定もせず公演後無言で姿消す

 狂言師和泉元彌(33)が報道陣から逃げた! 7日、東京・赤坂の日枝神社で、父の和泉流十九世宗家和泉元秀氏の十三回忌追善公演を行った。妻の元女優晶紀夫人(39)が都内の自宅から深夜に引っ越ししてから11日。報道陣に離婚について完全否定してきたこれまでの口調から一転、無言のまま姿を消した。ただ、舞台上では「ご心配をおかけしています」と、ファン約100人に謝罪した

 「離婚危機疑惑は決してございません」。先月中旬に晶紀夫人が実家に戻ったことが発覚した直後、元彌はこう言い切った。だが、自身が中国公演で自宅を留守にしていた先月26日深夜、晶紀夫人が夜逃げ同然に引っ越し。離婚に対する晶紀夫人の強い決意を示すような行動に動揺してしまったのだろうか。この日の元彌は一転、口を閉ざし、正面玄関で待ち受ける報道陣を振り切って会場を後にした。元彌と同様、報道陣に対して離婚説を完全否定していた母節子さん(65)も、元彌とともに消えた。

 報道陣には貝になったが、この日集まったファンには雄弁だった。節子さんは「次から次へいろいろと…」「このたびは…」と会う人ごとに説明。舞台上でも「世の中の風は強うございます。我慢できないほどの風が吹いても、倒れることなく前に進んでいきます」と力強くあいさつした。元彌も「近々、いろいろな、心無い報道でご心配をおかけしています。これからも見守ってください」と弁明した。この後に続けたセリフは「身の回りが心身ともに健康でないと良い芝居はできない」。晶紀夫人の“夜逃げ”という不測の事態で身の回りが騒がしいだけに、自分のことを言っているようにも受け取れた。

 この日の元彌の出し物は狂言「金岡(かなおか)」。若い女性に心を奪われた画家の亭主が家出。妻から「その女は化粧がうまいだけ」だと言われ、妻に化粧を施してみたが「キツネの化けたに異ならず」と指摘すると、怒った妻から追い込まれるというストーリーだった。実生活では反対に、妻が出て行ってしまっただけに何とも皮肉な巡り合わせだった。

[2007年10月8日10時5分 紙面から]

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