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渡イメチェン主演ドラマ撮影終了

「おいしいごはん」の打ち上げで、渡哲也に炊き出しのカレーを盛る藤原紀香
「おいしいごはん」の打ち上げで、渡哲也に炊き出しのカレーを盛る藤原紀香

 主演の渡哲也(65)が従来のイメージをかなぐり捨てたテレビ朝日系連続ドラマ「おいしいごはん 鎌倉・春日井米店」(25日スタート、木曜午後9時)の撮影が24日、神奈川・鎌倉ロケで終了した。撮影期間中は共演の藤原紀香(36)が衝撃を受けるほどの別人ぶりを発揮してきたが、この日は「実は恥ずかしかった」と照れながら打ち明けた。逗子マリーナで行われた打ち上げには200人が参加、石原軍団による炊き出しで1000食分の“おいしいごはん”が振る舞われた。

 最終カットを撮り終えても、役が離れなかったのだろうか。撮影終了の報告会見。司会に「今の心境を交えてごあいさつください」と促された渡は「特にないです」。記者たちのペンが止まり、一拍間をおいて笑いに包まれた。

 主演映画の舞台あいさつの態度が話題になった沢尻エリカ(21)の無愛想ぶりをまねたギャグ。共演者の1人、お笑いタレント塚地武雅(35)も「やられた!」の表情。「これはまずいですよねえ」と畳み掛ける渡。うつむき笑いをこらえる紀香に「何がそんなにおかしいんですか」。絶妙な間で響く低音の渋い声。そのこっけいさに再び笑いが会場を包んだ。

 3カ月間演じてきたキャラクターの影響だったのは明らかだ。パンクロッカーのように逆立てた髪。普段着はアロハシャツにジーンズ。足元はゲタで決める。入浴中にはシャンプーで髪を泡立てたまま、倖田来未の曲を熱唱する。おどけたピースサインだって平気。強情で乱暴で放蕩三昧(ほうとうざんまい)。イメージを大きく覆す変ぼうぶりは紀香にとっても「あんなに目尻が下がった表情や、おちゃめな姿の渡さんを見たことがない。撮影が終わって家に帰っても思い出しました」と強烈だった。

 打ち上げでは乾杯の音頭を取った。「今までやったことのない感じの役でしたから、実はちょっと恥ずかしかった」。リハーサルを最小限にしてテンポよく撮影を進めてくれた旧知の吉田啓一郎監督に救われて「何とかやれました」という。

 制作発表は、石原裕次郎さんの命日にあたる7月17日、裕次郎さんが眠る横浜市の総持寺で行った。渡にとって初の本格的なホームコメディードラマ。墓前で「無事に終わりますように」と手を合わせた。打ち上げを行った逗子も裕次郎さんが少年時代から思春期を過ごした場所。会場からは、ヨットを愛した裕次郎さんの思いを形にした葉山の裕次郎灯台も見えた。65歳を迎えて見せた新境地。テレビ朝日と共同制作にあたった石原プロ小林正彦専務が「かなりぶっ飛んでいますよ」という熱演は、25日の初回放送で明らかになる。

[2007年10月25日9時14分 紙面から]

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