このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 芸能 > ニュース


芸能メニュー

林家いっ平が涙で三平襲名誓う

「林家三平」を襲名する林家いっ平は父の思い出を話しながら感極まって泣く
「林家三平」を襲名する林家いっ平は父の思い出を話しながら感極まって泣く

 落語家林家いっ平(36)が涙で父林家三平の爆笑芸の継承を誓った。10月31日、都内で記者会見し、09年春に父の名跡を継ぎ2代目林家三平を襲名すると正式に発表し「天国の父に『どうもスイマセン』と言わないよう頑張りたい」と語った。襲名披露興行は同年3月21日から上野鈴本演芸場を皮切りに始まり全国ツアーも行われるが、早くも石原プロモーションなどを中心に「襲名プロジェクト」が始動。爆笑王の名跡の29年ぶりの復活に、来年以降の落語界も盛り上がりそうだ。

 前日は緊張で1時間しか眠れなかったといういっ平は100人近い報道陣を前に「父のお客さんへのサービス精神、芸の熱心さを受け継いで、天国の父に『どうもスイマセン』と言わないように頑張りたい」と襲名の気構えを話した。

 05年には兄がこぶ平から林家正蔵(44)を襲名。「三平の名は、長嶋さんの3と同じで永久欠番と思った時期もあったが、襲名して芸に重みが増した兄の背中を見て、自分も襲名することで大きくなりたいと思った」と打ち明けた。その後、「大きくなれるか分かりませんが。ちょっと大きなことを言ってしまった」と身をすくめ、報道陣から笑いが起こった。

 2年前、銀座の料亭に三平ファミリーが集まった際、いっ平は母の香葉子さん(74)に襲名を直訴した。だが「あなたには無理。お墓まで持っていきます」と即答で却下された。しかし、その後の精進と、療養中の師匠林家こん平(64)や正蔵の後押しで今年春には香葉子さんも認め、9月の落語協会理事会を経て襲名が決定した。

 正蔵は「修業して三平にふさわしい落語家になると期待してます。ただ、襲名の後に謝罪会見をしないように」と自らの襲名時の申告漏れ騒動を引き合いに笑いを誘い、小朝も「襲名する1年5カ月後には、間違いなくいい三平になる。今のいっ平を見て何か言うのはやめていただきたい」。

 いっ平は、9歳の時に亡くなった三平の思い出について「脳いっ血で倒れた後、不自由な体でハワイの海で泳いでみせてくれた。一生懸命やればいいことがあると、人生を教えてもらった父に感謝します」と涙ぐみながら話し「古典はもちろん、漫談を織り交ぜた父のリズム落語を継承し、エンターテインメントの落語をやりたい」と誓った。

 三平と親しかった石原裕次郎さんの縁で、石原プロと電通などを中心に「襲名プロジェクト」を結成。正蔵襲名時の上野から浅草までのお練りには約15万人が集まったが、「三平」襲名ではそれを上回る大イベントになりそうだ。

[2007年11月1日9時26分 紙面から]

  • エヌスクへ
関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー


「林家いっ平が涙で三平襲名誓う」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ