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NHK新設ドラマ枠にジャニーズ新人起用

 NHKが来春、若者向けのドラマ枠を新設することが12日、分かった。第1弾はベストセラー小説「バッテリー」を題材に、ジャニーズ事務所の新人タレント中山優馬(13)を主演に抜てきする。同局は、時代劇枠の縮小を検討しており、代わりに若年層を視聴ターゲットにした枠を編成する。小中学生や高校生に圧倒的な人気を持つジャニーズアイドルの力を借りながら、若者のNHK離れを食い止める意向のようだ。

 新設ドラマ枠のトップバッターに指名されたのは、大阪を拠点にするジャニーズ事務所のレッスン生、関西ジャニーズJr.の中山優馬(13)。演技経験はほとんどないが、オーディションを経て起用された。飛び抜けた才能を持つ中学生投手を演じる。中山は実際に小学1年から軟式野球チームに所属した野球少年。制作関係者は「意志の強そうな切れ長の目は主人公そのもの」と起用に自信を持っている。

 原作小説「バッテリー」は、小中学生から圧倒的な支持を得て、全6巻で800万部を超える売り上げを記録中の人気児童文学。今春には映画化され、話題を集めた。関係者は「少年たちの姿をみずみずしく描き、新たな青春エンターテインメントドラマを目指します」と話している。

 NHKの狙いは明確だ。児童文学ベストセラーとジャニーズアイドルの組み合わせで小中学生や高校生の視聴者を獲得するつもりだ。関係者によると、放送中の「木曜時代劇」(木曜午後8時)は来春から放送日を土曜に移し、放送時間も45分から30分に縮小するという。ビデオリサーチの年代別視聴率調査によると、NHKは中高年層には強い一方、若者層には弱い。将来の受信料収入を支える若年層の開拓は急務。お笑い番組などのバラエティーと合わせ、若者向けドラマ制作にも積極的に取り組んでいくつもりだ。

 民放各局では人気コミックとジャニーズアイドルを組み合わせたドラマがいずれも高視聴率を記録。NHKも将来ブレークを期待できるスター予備軍とベストセラー小説の組み合わせで、若者層の取り込みを図る。

[2007年12月13日8時53分 紙面から]

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