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NHK橋本会長再任せず外部から起用

 NHKの古森重隆経営委員長は13日、東京・渋谷の同局で行われた同委員会後に会見し、来年1月24日に任期が切れる橋本元一会長(64)を再任しないことを発表した。後任は財界トップ経験者ら、内部ではなく外部から起用する。ほぼ全会一致だという。経営委員会は会長の任命権を持つが、不祥事やスキャンダル以外で、会長にNOを突きつけたのは初めて。古森委員長によると橋本会長も「承りました」と語ったという。

 古森委員長は会長を代える理由を「5カ年経営計画が、前の計画とほとんど変わらず、踏み込んでいなかった。我々の要望も受け入れられなかった。骨太の改革を現執行部に託すのは難しい。変化の時代に対応できる会長を選ぼうということになった」と説明した。さらに、橋本会長についても「人柄は実直で誠実だが、踏み込む力、決断力、思い切ったことをやる力がなかった」と、改革を進める上では不適格だったと切り捨てた。

 後任についてもNHK内部からではなく、外部から起用するという。トップが放送の素人ではいかがなものかという批判もあるが、「内部だと、出身母体、縦割り人事などで、なかなか思い切ったことをやるのは難しい。思い切った改革は外部の人が最適。しがらみのない人がドーンと行くのがいい」と反論した。

 古森委員長はこれまで、2ケタにのぼる財界人や学者らと会ったことを明かした。次期会長候補にはNHKのOBも含むというが、不祥事のあった当時の要職者は対象外とされる。古森委員長はOBの起用を「二の次」とし、「こういう問題は経済関係の人がいいと思う。経済界のトップは業種が違っても経営できるもの」と語った。自身と同じく、財界トップ経験者を中心に起用を考える意向のようだ。

 これまで西室泰三東京証券取引所会長(元東芝社長)、南直哉前東京電力社長らの名前が報じられたほか、市民団体からも原寿雄元共同通信編集主幹らの推薦がNHKに提出された。25日には具体名が委員会で集約され、議決される見通し。外部からの起用は、三井物産相談役から会長になった池田芳蔵氏(88~89年在任)以来となる。経営委員会は今年9月、橋本会長ら現執行部による受信料値下げなどを含む次期経営計画案を認めず、議決しなかった。

[2007年12月14日9時21分 紙面から]

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