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風見しんご娘の事故死つづる

 タレント風見しんご(45)が、昨年1月17日に交通事故で亡くした長女えみるさん(享年10)への思いをつづった著書「えみるの赤いランドセル 亡き娘との恩愛の記」(青志社)を11日に発売する。自宅近くの交差点で青信号の横断歩道を渡っていたえみるさんがトラックにはねられ、10年11カ月の短い生涯を閉じた事故から1年。17日の一周忌に向けて、昨夏の終わりから執筆を進めてきた。

 「地獄だった」として、今まで詳細を語ることのなかった事故の様子を明かしている。「死ぬまで守る」と約束した翌日の悲劇だったこと、トラックの下で両足が普通では考えられない向きにへしゃげ、血染めのランドセルの中身が真っ平らにつぶれていたこと、内出血で顔が小豆色のまま死後硬直した状況まで描写した。遺体を清める際には「死に化粧にはしないでください。お嫁入りするときの化粧をしてください」と涙ながらに頼んだことも書いた。

 思い出したくない光景を明かすことに決めたのは、悲しみを乗り越える1つの手段として取り組む交通事故の撲滅運動のためだ。現在も講演に呼ばれれば出向き、悲惨な現実を語る。風見は「えみるが生きた日々を残すことによって、交通事故で亡くなる人を1人でも減らすことになれば。事故は『さよなら』を言うことも許されない」。

 風見や妻尚子さんらの事故後の心模様も描かれる。事故から約3週間後のある日、まだ悲嘆に暮れている中で二女ふみねちゃん(当時3)から「私がえみるになってあげる。そうしたら大人は泣かないでしょ」と言われたことを告白。前向きに生きようと、立ち直るきっかけをくれた出来事にも触れた。

[2008年1月4日8時32分 紙面から]

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