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小林幸子、客席上空8mクレーンで旋回

エスカルゴ幸子に乗って笑顔でリハーサルを行う小林幸子(撮影・野上伸悟)
エスカルゴ幸子に乗って笑顔でリハーサルを行う小林幸子(撮影・野上伸悟)

 歌手小林幸子(54)が28日、名古屋・御園座で45周年記念公演「天勝物語/華麗なる幸子の世界」(3月1日初日)のリハーサルで、高さ8メートルで客席上を旋回する新装置「ハイパークレーン幸子」に試乗した。花道の一部がクレーンに変身し、2階席の高さで90度旋回する特許申請中の今公演の目玉演出だ。ラスベガスから取り寄せた巨大カタツムリ「エスカルゴ幸子」、06年、07年の紅白衣装も登場。歴史ある同劇場が幸子ランドと化している。

 花道で小林が「いそしぎ」を歌い始めると、立ち位置に仕込んでいたクレーンが、客席方向にゆっくり斜めに伸びて行き、高さ8メートル付近で90度旋回した。2階席正面近くまでせりだし、2、3階席の観客も小林の視線や衣装の派手さを感じられる。

 装置の名前は「ハイパークレーン幸子」。過去の公演で垂直リフトで10メートル上ったことはあるが、小林が「もっと2階、3階のお客さんまで近づきたい」と10カ月かけて開発された。手掛けたのはイリュージョンデザイナー、デューク松山氏。安全性はもちろん、高さ90センチの花道内に装置が収まること、停電になっても手動で降りられるような設計、稼働中に音をたてないことが考慮された。世界に1つしかない新装置で、現在、特許申請中だ。

 乗り終わった小林は「高いなとは思いましたけど、絶対に身の危険はないと信じているので全然怖くない。私が2階席にいたら手を振っちゃうな。高いところ大好き!」と大満足。前日に同劇場の消防訓練で、消防はしご車に体験試乗し50メートルの高さまで上った。1月には東京・明治座のビルのゴンドラで84メートルを体験している。平気なのも不思議じゃない。

 クレーンだけではない。ラスベガスのショーで見た「巨大カタツムリ」(殻の直径5メートル)を空輸で取り寄せ、小林がカタツムリに乗れるように改良した「エスカルゴ幸子」、06年の紅白衣装「火の鳥」、07年の「万華鏡」も持ち込んだ。東京から運んだ機材と衣装は11トントラック4台分。「舞台は非現実を見せる場で歌の内容は現実。そのギャップがあってエンターテインメントですから」。

 実生活は、宝石や車に興味はなく、ホテルも「寝られればいい」と話す庶民派。だが、ショーの装置に関しては投資はいとわない。「人に楽しんでもらうには、自分がおもしろがらないと。楽しいよね。そのため(装置投資)に働いていますから」。同公演は7月に福岡・博多座、10月に明治座でも行われる。

[2008年2月29日9時42分 紙面から]

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