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第4回は岩手・雫石町で開催

 日刊スポーツ新聞社創刊60周年記念として4月に開講した伊原野球塾。8月3日には岩手県雫石町の御所大橋野球場で第4回野球塾が開かれ、約230人の小中学生が参加した。30度を超す暑さに負けず、子どもたちは元気いっぱい。熱気あふれる野球塾となった。


練習法は「バッティング体操」

投球フォームの見本を見せる竹下潤講師
バッティングの基本を
子供たちに教える広野功講師

 講師は伊原春樹塾長(57)のほか、中日や西鉄などで活躍した広野功さん(62)、西武で通算69勝を挙げた松沼雅之さん(50)、元ロッテの捕手・猪久保吾一さん(38)の4人。
  今回は「バッティングの基本」を熱く指導していた広野さんに注目した。まず、広野さんは「体をムリに使うと、故障につながる。故障しないためにも、基本を大切にしてください」と伝えた後、バッティングにおける基本ポイントの解説に入った。

(1) バットは手のひらではなく、指で握る。
(2) スタンスは肩幅程度に開き、スクエアに構える。
(3) ステップは半足分。
(4) グリップの位置は肩の高さに置く。
(5) 両目をピッチャーに向けて構える。
(6) 腰と肩を地面と平行に回す。

  これらの動きを身につけるために、広野さんが子どもたちに伝えていたのが「バッティング体操」なる練習法だ。方法は次の通り。手のひらを体の中心(胸の前)に合わせ、両足を肩幅程度に広げる。ここから前足を半足分ステップして、腰と肩を地面と平行に回す。
広野さんから直接指導を受けた矢巾アローズの臼沢憲太郎くん(12)は「ステップの方法やピッチャーの見方を教えてもらって、よくなりました」と笑顔を見せて語った。

 ◆なお、第5回の伊原野球塾は9月に埼玉県狭山市で、最終の第6回は10月に秋田県で開催予定。野球少年たちの参加を待っています。


走塁・守備担当は伊原塾長

子供たちにスローイングを教える猪久保吾一講師
子供たちの走塁を見る
伊原春樹塾長

 過去3回の野球塾と同じく、走塁と守備の基本動作を徹底的に指導した伊原塾長。開講のあいさつでは「甲子園やプロ野球選手を目指すという夢は大事だけれど、小さいうちから土台を1つずつ作っていかないと、上には進んでいけません」と、基本の大切さを伝えていた。走塁指導を受けた永井ファイターズの杣沢誠くん(11)は「一塁を駆け抜ける時は、左足で踏むと教わって勉強になった。今まで知らなかったことなので、これからの試合に生かしていきたい」と語った。










投球編は松沼講師が担当

子供たちにスローイングを教える猪久保吾一講師
手とり足とり子供を指導する
松沼雅之講師

 伊原塾初登場の松沼(雅)さん。冗談を言いながら、緊張していた小学生をリラックスさせる巧みな話術でリードした。指導ポイントは(1) 軸足でしっかり立つ(2) 前足を投げる相手に真っ直ぐ踏み出す。この2点。「上を向いて空を見たり、下を見て、ありんこを探したらダメだ」と独特の表現で説明した。青山スワローズの関根福太郎くん(12)は「軸足で立つことを意識するようにしたら、コントロールが少しよくなった、と思う」と話していた。






捕手編は猪久保講師が担当

子供たちにスローイングを教える猪久保吾一講師
キャッチングの基本を教える
猪久保吾一講師

 「キャッチャーは気配り、目配りが大切」と話し始めた猪久保さん。「エラーをして、しょんぼりしている選手がいたら声を掛ける。バッターが打ったあとの打席はならしてキレイにする。こういうことができていないのでは、いいキャッチャーとは言えないんだぞ」と、心構えを伝授した。技術的には、「投げる時に、左肩を相手に向けること。左肩が方向指示器になる」とアドバイスを送った。












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