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埼玉・深谷市で小学生250人が参加

  日刊スポーツ新聞社創刊60周年記念で「伊原野球塾」が開講された。野球塾は本紙評論家の伊原春樹さんを中心として元プロ野球選手を招き、実技指導を行い、野球少年の心技体をはぐくむことが目的で、計6回開催される。初回となった9日は、埼玉県の深谷市総合運動公園で約250人の小中学生が参加して行われた。


本誌評論家・伊原春樹さんら元プロ選手4人が実技指導

子供たちの走塁を見る伊原春樹塾長
子供たちの走塁を見る伊原春樹塾長

  講師を務めたのは伊原塾長のほかに、広野功さん(元西武コーチ)竹下潤さん(元西武投手)泉沢彰さん(元西武投手)の4人。それぞれが、自分の経験を生かした分かりやすい言葉で子供たちをやさしく指導した。
  今回は伊原塾長の「走塁編」に注目。まずは一塁への駆け抜け方からだ。
「左足と右足のどっちで踏むのがいい? 右足で踏むと、一塁手とぶつかったときに吹き飛ばされるぞ。やってみるぞ !」と自ら一塁手となり実践する。ドン !   と強烈な当たりで右足でベースを踏む小学生を吹き飛ばす。子どもたち相手でも伊原塾長の指導は真剣だ。正解は左足で踏むこと。一塁手と当たっても、右足を出して逃げることができるからだ。
 次にベースターンの方法に入る。「左足で踏むのが理想。一塁ベースを短距離走のスターティングブロックのように考えて、踏むことで勢いを加速させること」と解説。ベースを踏むことに意識が行くとスピードが落ちる。分かりやすい言葉を使って子供たちを引き込みながら的確に指導していく。
一塁ランナーのリードについては、「一塁ベースのライト側の線に沿って立ち、リードを始めること」と塾長。「やってごらん」と指名を受けた上柴東フェニックスの高井智紀くん(10)は緊張で足が動かず…。「頭真っ白になっちゃった」とはにかんでいたが、伊原さんに教わったことは一生の思い出になるはずだ。
そして伊原塾長は最後に、こう締めくくった。「こういった基本の動きをおろそかにせず、毎日練習すること。走塁はやればやるほど、上達していくからな ! 」。指導を受けた常盤少年野球の桃井崚雅くん(11)は「ベースの踏み方とか教えてもらって勉強になった ! 」と満足そうな笑みを見せていた。
  第2回の野球塾は4月22日、栃木県上三川町で開催される。10月まで続く「伊原野球塾」をどうぞお楽しみに !

 


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