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小中学生280人 元気に汗

  日刊スポーツ新聞社創刊60周年記念として開講される「伊原野球塾」。4月9日に埼玉県深谷市で第1回が行われたのに続き、4月22日には栃木県上三川町の蓼沼緑地公園野球場で第2回野球塾が開催された(協賛:株式会社コジマ)。約280人もの小中学生が参加し、元気よく汗を流した。


松沼兄やんがメッセージ「一生懸命打ち込もう」

ピッチングの基本を教える松沼講師
ピッチングの基本を教える松沼講師

  開講に先立ち、上三川町(かみのかわまち)・猪瀬成男町長が子供たちに「将来、ぜひプロ選手になってほしい」と熱いエールを送った。町長自身、甲子園準優勝の経験があり、野球にかける情熱も人一倍。我が町からのプロ野球選手の誕生に期待している。
  今回の講師は伊原春樹塾長(57)を筆頭に、西武時代大活躍した松沼博久さん(53)高木大成さん(32)竹下潤さん(36)泉沢彰さん(59)、そして元ロッテの猪久保吾一さん(38)の6人。今回はプロ通算112勝を挙げた松沼さんの指導法に密着してみた。
  松沼さんは最初に子供たちを集めて、「プロ野球選手になりたかったら、大事なことはずっと野球を続けること。今の時点で『おれはもうだめだ』とあきらめたら終わり。だから、一生懸命野球に打ち込め」と諭すように語った。
  その後、技術的なポイントを解説。要点は主に3つだ。 (1) 軸足でしっかり立つ。 (2) 前足をまっすぐ踏み出す。 (3) テークバックでひじを肩のラインより上げる。
  坂上クラブの黒須裕太くん(10)をつかまえて、「練習好きか?」と一言。「はい」と答えた黒須くんに、「お前、プロになれるぞ。頑張れ」。ニッコリ微笑んだ黒須くん。一生忘れない思い出になりそうだ。
  最後に松沼さんは「カッコいいピッチャーになれよ。プロの選手は、投げ方がいいからカッコよく見えるだろう」と野球少年にメッセージを贈った。
  第3回の野球塾は6月11日(日)、岩手・花巻市ふれあいの森公園球場で開催される。


動機付けをしっかりと

走塁を教える伊原塾長
走塁を教える伊原塾長

  ◆伊原春樹塾長   天気がよくて、子どもたちの目が生き生きしていて、とても楽しかったね。280人近い子どもたちが集まってくれたことも、すごくうれしかったですよ。





投げるとき軸足で立つ

ボールの握り方を教える竹下潤講師
ボールの握り方を教える
竹下潤講師

  ◆竹下潤さん   いやぁ、栃木の子たちはうまくてびっくりしましたよ。僕が言ったことをすぐに理解してよりよいフォームで投げることができていました。
  今日伝えたかったのは、投げるときに軸足でしっかり立つことと、テークバックでヒジを肩のラインよりも上げること。この基本は少年野球でもプロでも一緒。しっかりと身に付けることができれば、いいピッチャーになれますよ。





「動から動」の動きを意識する

バッティングのコーチをする高木大成講師
バッティングのコーチをする
高木大成講師

  ◆高木大成さん   バッティングは、野球で一番楽しいこと。それが今よりも打てるようになれば、さらに楽しくなる。そのためにはいくつかのポイントがあります。まずは肩と腰を地面と水平に回すこと。「軸足にためろ」と教わると、軸足に体重を乗せてジッと待っている子がいるけど、それじゃあ打てない。前足で地面を蹴ってから、軸足に乗せる。この「動から動」の動きを意識してほしいと思います。


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