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内房・勝山マルイカ&ヤリイカがノリノリ

湯沢さんはマルイカを64匹ゲットしてニッコリ!
湯沢さんはマルイカを64匹ゲットしてニッコリ!

<フィッシング・ルポ>

 イカがノリノリ! 内房・勝山(千葉)の「宝生(ほうせい)丸」でマルイカ釣りが始まった。まだ釣況に波はあるものの、50~60匹台が出るなど◎の様相!? 宝生丸では、一方で狙う産卵期真っ盛りのヤリイカも時折、数釣りがあり、こちらも好乗りの展開だ。併せて釣れっぷりをルポする。

 「宝生丸」のマルイカ船担当の高橋賢一船長(37)によると、群れはまだ固まっていないので、反応を見ながら拾い釣りになるという。それでも、いい群れに当たれば数が乗る。それが実釣で出た。

 入ったのは勝山南沖で、水深は70メートル前後。まだ深いが、午前8時すぎ、マルイカが入れ乗りで躍り上がった。4~5センチのミニスッテをセットした仕掛けを落とし込み、船長から指示されたタナ(底上)の範囲を軽くシャクりながら探る。左舷ミヨシ(船首)で湯沢安秀さん(47=埼玉県富士見市)が17センチから30センチ近い良型も交じり、この流しだけ(約2時間)で46匹をゲット。最終的に64匹を収めサオ頭に-。釣り方は次の要領だ。

 ◆素早く落とし込んでタナは底を切る マルイカは落ちてくるスッテを見ているとされ、落とし込みは早いほど乗る確率が高い。底着後、すぐに糸フケを取って、タナは底を切り<聞き上げ>ながらシャクりを繰り返し、アタリ(乗り)をみる。時にはサオ先を小刻みに震わせ、スッテを踊らせて誘い、サオ先にモタレのような感触があったら鋭く合わせる。乗りがなければ一気に10~15メートル巻き戻して、再び落とす<巻き落とし>も有効。スッテは直結式で5番目を<直ブラ>にしたのは踊る分、誘いになるそう。配色は乗り具合に応じて、いろいろ替えていく。

 右舷側では、ミヨシ3番目で高槻慧さん(30=東京都港区)も同じ要領で連発し、2番手となる47匹を取り込んだ。ちなみにスッテの配色は(上から)<1>ライトブルー系<2>ピンク系<3>蛍光紫系<4>ピンク系<5>蛍光紫系だった。

 高橋船長は「これからは少しずつ浅い方へ移り、群れに当たる率も高まる」と話す。マルイカは外房・小湊の「鯛丸」でも好乗りを展開中で、今年は◎の期待大だ。

 「宝生丸」のヤリイカ船(高橋栄船長=66)には、日刊釣りペン・クラブの加藤雄二さん(59)が乗り込んだ。イカ(以下)はその実釣ルポをどうぞ-。

 オモリが底に着いた瞬間にベタ、ベタ…とサオ先に反応が出た。道糸を張って祈る気持ちで<追い乗り>を待つ。果たせるかな、ワンテンポ遅らせてサオを立てるとズシッ! さらに重量感アップ。ウネリがある中、糸をたるませないように巻き上げると、何と10本バリ仕掛けに9匹がぶら下がった。

 釣り場は白浜沖で、水深が130~160メートル。ヤリイカのタナは、底付近から20メートルぐらい上までで、サオをゆっくり<聞き上げ>ながら、次に7匹が躍り上がり、順調に乗り続ける。あいにく昼すぎから南西風が強まり早あがりしたが、94匹にスルメイカも3匹取り込む大漁だ。

 サイズは30センチ前後から50センチ超の大小交じり。まだ小型のメスが多く、今後は大型のオスが入り込み、いよいよシーズンもピーク。ケンサキイカ種のマルイカと同様、ヤリイカもおいしい獲物で今がチャンス!【長瀬川忠信】

 ▼船 日刊スポーツ新聞社指定「宝生丸」【電話】0470・55・2777。マルイカの乗合は午前6時出船で氷付き1万円。ヤリイカの乗合も同6時出船で氷付き1万円(ともにHP割り引きと女性&子供の割り引きもあり詳細は要確認)。HP<http://www.houseimaru.com/>

 ▼交通 電車はJR内房線・安房勝山駅からタクシー利用。マイカーは富津館山道・鋸南富山インターから下佐久間を経由して勝山漁港を目指す。漁港左奥に「宝生丸」の船着き場がある。

 [2015年2月20日11時9分 紙面から]





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