<フィッシング道>

 サケが良化している噴火湾、函館市大船海岸に9日、出かけた。ここは海岸一帯がゴロタ場になっており、ウェーダーは必須。できるだけ沖の大きめの岩に乗りキャストする。8月下旬から釣れ始めるが、やはりこの時期は数が釣れる。朝のうちだけでも多い人で3~4匹、8人で14匹ほど釣れていた。

 この日午前6時ごろ、待望の1匹を釣り上げた函館市内の斉藤忠司さん(54)は南茅部の知り合いから釣れているとの情報を聞き、午前3時ごろ到着、「普段は新湊(下海岸)でサケ釣りをしていますが、こちらのほうが魚影が濃いですね」と喜んだ。水温の違いか、この時期は下海岸より噴火湾の方が釣果が良いようで、まだまだしばらく楽しめそう。なお、大船川には河口規制があるので確認が必要。

 サケは噴火湾を始め、太平洋岸の室蘭、白老、苫小牧、大津方面を中心に良化しており、今週は期待できそう。オホーツク海側の網走、紋別方面は一服といった様子だ。【リポーター・川田智治=49】