<ニッカン・つりラボ>

 マゴチ釣りが始まった!

 いつもより半月以上も早いスタートのためか、本調子には今イチながら、横浜・鶴見の「新明(しんみょう)丸」ではトップが3匹以上マークしたり、釣況の上向き気配もうかがえる。マゴチは白身で刺し身や天ぷら、煮付けなどが美味で「超」の字が付く高級魚。特に春先は大型が狙えるのが魅力。釣り方は<まめなタナ取り><合わせのタイミング>が決め手だ。

 マゴチ釣りは生き餌を使う。春先はサイマキ(車エビの子)が主流で、「新明丸」の新明慶樹船長(32)によれば、このサイマキが入荷できるようになったことから例年より早くスタートしたという。

 釣り場は、大貫沖から第一海堡(かいほ)周辺が中心で水深は15メートル前後。出漁した日は、ナギだったものの、曇天で時折、小雨がパラつく。加えて、前日の大雨が影響し潮温が12度台に下がり、流れも効かない。どうシオもない条件だったが、それでも、マゴチは飛びついた。

 午前8時50分過ぎ、左舷のトモ(船尾)にいた三田秀穂さん(51=東京都足立区)のサオ先にゴツゴツ…オモリを底から70センチほど浮かせて誘っている時にヒットしたという。マゴチは食いついてもすぐにはのみ込まず、少しでも抵抗があれば吐き出してしまう<居食い>の習性がある。三田さんは、少しずつサオ先を下げながら送り込んでいき、ググーッ…とストロークの長い引き込みで大きく合わせた。途端にギュギューンッ!

 40センチ余りの小ぶりながら、船中第1号のマゴチが躍り上がった。「食い込むまでハラハラ、ドキドキしながら、合わせが決まって力強い引きを感じた瞬間の高揚感がたまらない」と話す。

 続けて左舷のミヨシ(船首)で高橋直哉さん(35=川崎市)にもきた。こちらはタナが底から1メートル上。サオ先を下げつつ送り込み、引き込み具合を読んで大合わせ。しかし、バレた。食いが浅いらしい。三田さんにも後続のアタリがあったが、合わせきれず…タイミングが難しい。

 餌が生きエビだから、いろいろなものが飛びつくのも面白い。高橋さんは、マルイカとスミイカをハリ掛かりさせ、その後に小ぶりのマゴチをゲット。三田さんも1匹追釣して計2匹を収めた。「新明丸」では、20日にトップが4匹と数を伸ばし、50センチ近い大型もみている。「今のマゴチは越冬したものが主力でサイズがいいのが特徴」(新明船長)で、潮温が15度以上に上がれば5~10メートルラインの浅場でも出るようになる。ちなみにマゴチは、大きいものは浜値でキロ当たり4000~6000円前後で取引される超高級魚。これからが狙い目だ。【長瀬川忠信】

 ▼船

 日刊スポーツ新聞社指定「新明丸」【電話】045・501・2081。マゴチの乗合は午前7時30分出船で餌(サイマキ3匹)付き9000円、追加は1匹50円。他にスミイカと週末限定で夜釣りのメバル船も出漁中。フグも再開予定あり。毎週木曜日定休。HP<http://www.shinmyoumaru.com/>

 ▼交通

 電車はJR・鶴見駅か、京浜急行線・京急鶴見駅から潮見橋手前「新明丸」まで徒歩約4分。車利用の場合は詳細要確認。