<釣りをしようよ
プルルン体験隊>
内房のマダコはビギナーに優しい?
釣り経験ゼロの児玉千加代さん(41)が富津「みや川丸」(宮川淳船長)から出漁し、苦戦はしたものの2・3キロの特大マダコをゲットした。4月27日からスタートしたが、連日初心者が釣果をあげている。釣りをしたことのない児玉さんがどうやってマダコを仕留めたのか-。最後はタコしゃぶも堪能した釣行を振り返る。
知人に誘われて児玉さんはマダコ船に乗ってみた。過去に職場のレクリエーション係で船のハゼ釣り体験の募集までは引き受けたことはあるが、積極的に釣りに行こうと思ったのは今回が初めてだった。
児玉さん
東京湾のマダコが食べられる、ということも知らなかった。サオを使わないというのも興味がひかれました。
出船前に宮川船長に誘い方を教えてもらった。本当にサオはなかった。頑丈な糸の先端にイワガニが結ばれた仕掛けがあった。上を向いた2本のハリにオモリが付いていた。テンヤ仕掛けだ。とにかく底に落として、トントンと小突く、と教えられた。
釣り場まで船で30分ほど。船長の合図で仕掛けを落とす。しばらくすると「コツン」。仕掛けが底についた。底に落ちた感触はすぐに分かった。
児玉さん
糸を上下させてハリの曲がったところでロッキングチェアみたいに動かして、イワガニをゆらゆらさせるイメージですかねぇ~。
港から釣り場に移動する際に同年齢の松本亮子さんと意気投合した。松本さんは5年前、やはり知人に連れられ、以後、マダコ釣りにハマッてしまった。
児玉さん
移動中だとエンジンの音に負けまいとして大きな声になるから元気になれるのかな(笑い)。
船上ではあちらこちらで釣果が出てきた。昨年度みや川丸の年間チャンピオンの松井敦さん(49=新宿区)はなんと3キロの超特大と2・4キロの特大を含む8匹をゲット。この春の時期のマダコは産卵も絡んで大型を捕獲できちゃう。
今シーズンは初心者が好調だ。宮川船長は「先日もベテランのお父さんが小5の息子を初めて連れてきた。その男の子が仕留めて、お父さんはボウズ(釣果ゼロ)。真面目に小突いていれば何かは掛かるんじゃないですかねぇ」と笑った。
途中、ややくじけたが児玉さんにもきた!
やや根のきついポイントで小突いている途中で急に重くなった。半信半疑で糸をたぐると、テンヤ仕掛けに抱きつく8本の足が見えた。宮川船長がタモ網ですくい上げた。計量すると2・3キロ。特大のマダコだ。
児玉さん
本当にうれしいです。でも、釣果がなくても東京湾の真ん中にいると神奈川と千葉の間にいることが実感できたし、海は気持ちいい。楽しかった。
友達になった松本さんは、この日は小型1匹だったが、翌日に2・3キロ、翌々日も乗船して7匹を記録して大喜びだったとか。
児玉さん
松本さんとは連絡を取り合って、8月末に今度はイイダコを狙いましょ、ってことになりました。マダコももう1回来ちゃおうかな。
そういや「コダマ」を逆から読むと…、縁があるわけだ。さて、ビギナーに優しいマダコなのか、確かめに行ってみませんか?【寺沢卓】
▼宿
富津「みや川丸」【電話】0439・87・4137。マダコ釣りの集合時間は午前5時30分。糸巻きを含むテンヤ仕掛けのレンタル、氷、捕獲したあとにマダコを入れるネット付きで8500円。出船する日はHPで公開しているので参照、もしくは電話で要確認。予約は必ず入れてください。女性、子どもは割引があるので直接確認してください。

