<フィッシング・ルポ>
2段ウキ仕掛けで初V!
「2013日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」磯&釣具店ブロック・クロダイ部門の内房・金谷地区(千葉)決勝釣り大会は6日、予選を勝ち進んだ計16人によって行われた。あいにく強風注意報が出たため、午前8時半までの短時間競釣となったが、朝の好機を逃さず2段ウキ仕掛けで攻め、唯一の50センチ超(52センチ2・3キロ)を釣り上げた内田勝蔵さん(69=千葉県君津市)が見事、初制覇を果たした。
この日は、南西風が強くなる予報のため、渡船を担当する岡澤裕治船長(35)も「ソコリ(最干潮)が午前8時半ごろだから、それ以上は波が高くなり無理」と早々ストップフィッシングを設定。潮は下りで潮温が17度台。参加選手たちは朝の一発勝負に懸けた。
今年、金谷の磯のクロダイは春の乗っ込みが遅れた分、3月からゴールデンウイーク(GW)にかけて50センチオーバーが連発し、参加選手16人中(予選の)3位までが50センチ超をゲットしている。内田さんは45・5センチ(1・81キロ)で13位通過だったが、「通過できたのがラッキー」と振り返る。そして、抽選で選んだ釣り場が「イタド島」だ。
ほとんどの選手が風に強い棒ウキ仕掛けを使う中、今大会の運営委員長でもある日刊釣りペン・クラブの鵜沢政則さん(61)の「講習会(3月末)で有効性を聞いていた」2段ウキ仕掛けを使用。エサ取り対策として、コマセはオキアミ3キロを配合エサ1袋で混ぜ、パラパラ仕上げで固まりが沈むように足元にまき、沖向きに払い出すサラシ(白泡)に乗せて流した。午前6時20分すぎの2投目だ。ウキ下を5メートルに取ってラインを張りながら流すと、8メートルほど沖で左に巻き込む潮の中にウキがスーッ、と沈んだ。軽く合わせた途端にギュンギュンッ!
これが52センチだった。
約40分後、同じイタド島にいた宇山弘さん(38=東京都狛江市)にヒット、45・5センチ(1・38キロ)を仕留めた。さらに、イタド島で岩元良太さん(33=千葉県富津市)と、「カブト岩」で橋本尚弥さん(44=千葉県船橋市)のサオが折れ曲がったが、ともに痛恨のバラシで型はみられず…。
結局、逃げ切る形で優勝を手にした内田さんは「皆さんがまだ準備してる間でしたし、2段ウキ仕掛けとコマセワークも含め、すべてがラッキーでした」と謙虚に話しながら「初めての優勝です。一緒に釣りを楽しんでくれた女房が今年3月に亡くなりましたが、その女房が一番喜んでくれてると思います」と結んだ。金谷のクロダイは、ダラダラ乗っ込みが続いており、まだチャンスあり!【長瀬川忠信】
◆成績(クロダイ1匹の全長で同長は重量審査)
<1>内田勝蔵52センチ<2>宇山弘45・5センチ
◆賞
初優勝の内田さんには、がまかつ提供の高級磯ザオ「がま磯
エリネス1-47」(4万7000円相当)とマルキユー提供の高級バッカンや液晶テレビなど豪華副賞が贈られた。
▼問い合わせ
日刊スポーツ新聞社指定「岡澤釣具店」【電話】0439・69・2232。沖磯の渡船は予約制で午前6時から、料金3000円。HP<http://www.koushin-group.jp/isotop.html>
▼交通
電車はJR内房線・浜金谷駅から徒歩約8分。車の場合は、富津館山自動車道・富津金谷インターから国道127号に入って金谷漁港を目指して走り左手に「岡澤釣具店」がある。

