岩佐進選手(川西市)、鳥居裕輔選手(川越市)組が自ら持つ大会記録を更新する3連覇を達成!
チーム(2人)でヘラブナの総重量を競う「2013年度がまかつへらぶなチーム対抗戦西日本大会」(株式会社がまかつ主催)が4月29日、滋賀・甲賀市の「甲南へらの池」で100組、200選手が参加して行われた。ヘラの食いが非常に渋い中、15尺の両ウドンで底釣りを通した岩佐選手、15尺のバラケとグルテンの宙釣りをした鳥居選手組が合計34・8キロを釣り、2位の前山智孝選手(高槻市)、中村康司選手(大阪市)組を400グラム差で抑え見事、優勝した。
岩佐選手がベテランらしい冷静な状況判断と「絶対的な自信を持つ」アンカー効果の両ウドンで釣果を伸ばし鳥居選手をけん引、見事に接戦を制した。
午前7時、気温5度と冷え込む中、1回戦(1試合3時間)を開始。前日に低気圧が通過した影響で魚が見えず、短ザオの浅ダナやチョウチン釣りは大苦戦。長ザオの段差の宙釣り(バラグル、下ハリス60~80センチ)でスローに新ベラを狙う選手を中心にポツリポツリとサオを曲げていく。
そんな中、3号桟橋中央に入った岩佐選手は「試釣りではダメだった」長ザオの両ウドンにあえて挑戦。最もフィッシングプレッシャーのかかる最初の1時間で釣況を見極め、大きめの下バリをへドロに沈め、底すれすれの小さな上バリ(ペレットをまぶした小さなウドン)で新ベラの食いを誘い9・6キロを検量。
一方、2号桟橋手前に入った鳥居選手は苦戦。15尺の段差の宙釣り(バラグル)で型を狙うが5・8キロ止まりとさえない。1回戦は22・4キロでトップの中道将浩選手(大阪市)、小林利規選手(尼崎市)組に7キロの大差をつけられた。
同11時からの2回戦は釣った魚の放流と釣り座交代などの影響で魚の活性がさらに下がり、タナも深くなるが、魚が集まる絶好の3号桟橋奥に変わった岩佐選手が猛追。サオを12尺に替えドロで魚の上ずりを抑えながらかけあがりを攻め35センチ級を次々に釣りあげる。
前半トップの中道、小林組が釣り座を変わってから失速する中、段差の底釣り(バラグル)で沖を攻めて釣果を伸ばす中村選手、前山選手組とデッドヒートの展開となるが、前山選手が終盤に40センチ超を痛恨のバラシ。結局、この1匹が勝負の明暗を分け岩佐、鳥居選手組が400グラム差で3年連続の優勝を勝ち取った。【中村和嗣】
◆岩佐進
1945年(昭20)1月26日生まれ。68歳。川西市在住。自営業。「第23回、26回G杯争奪全日本ヘラブナ釣り選手権」優勝。ヘラ釣り歴45年。ホームは天神池。岩佐塾塾長。
◆岩佐選手の話
この池は決め打ちが一番良い。最も、プレッシャーがかかる最初の1時間で両ウドンを試し、釣れるとわかったので最後まで通した。
◆鳥居裕輔
1971年(昭46)5月19日生まれ。41歳。川越市在住。会社員。岩佐塾所属。
◆鳥居選手の話
下ハリスを固定(70センチ)しハリの大きさだけを変えて食いを引きだした。昨年のイメージを追いかけすぎました。我慢の釣りでした。

