<フィッシング道>

 太平洋白老町の錦岡沖で、ソウハチが入れ食いの大漁だ。本来はサクラマス狙いで出掛けたが、低水温のせいか釣果が安定せず、ソウハチに切り替えた。

 1日午前6時、白老漁港を清栄丸(八谷武四郎船長、【電話】090・9524・9493)に7人が乗船し、70~75メートルラインに投入した。ソウハチは連日数釣りが楽しめ、25~40センチが1人当たり120~150匹の好漁だった。この日は、他の遊漁船やマイボートが数多く出漁し、入れ食いのクーラー釣り状態で、早上がりの様子だった。

 早朝は多少食い渋りや群れが途切れることがあったが、それ以外は当たりが続き、追い食いのタイミングで数匹違う程度だった。群れによっては40センチ級が多かったり、小型が多く釣れたりとばらついたが、30~35センチ前後が多く釣れた。水深は75メートル前後で、タナは40、50、60メートルでも群れに当たったが長くはなく、ベタ底が一番安定し大型も多く釣れた。仕掛けは差がなく、エサは赤イカの足が長持ちした。ほかに、40~50センチスケトウが5~10匹、マダラが船中1匹の釣果だった。

 初めて錦岡沖を経験し大量のソウハチに、ただ1人マダラを釣った札幌市から参加の白石克夫さんは「こんなに大型が数釣れるとは思わなかった、大満足」とニンマリ。八谷船長は「ソウハチは今後も続き、数釣りが楽しめる」と話しており、好漁が続きそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】