<フィッシング道>

 太平洋森町の砂原漁港から蛯谷漁港にかけて19日、アブラコを狙い出掛けた。シケ続きに雪代の影響で水温が6度ほどと低く厳しい時期を迎えているが、27~41センチが1人5匹とまずまずの釣果を得た。

 午前9時に砂原の新防波堤に到着すると、函館から来ていた宮崎さん親子が42センチアブラコを筆頭にガヤ、ソイなど14匹を釣り上げていた。同じ場所で1時間ほど投入。午前5時ころの満潮から始まった潮位変化と、シケ後の影響のせいか港内は濁りに加え、沈みケーソンに異常なほど海草が密生したこともあり、仕掛けの投入に苦戦した。

 午前10時ころに蛯谷漁港に移動し再挑戦。潮が引き海水の濁りも薄くなった。ケーソンの穴が確認できる場所の外防波堤基部側から灯台のある先端まで、5・3メートル磯さおに10グラムの蛍光だいだい色のブラーにチヌ針5号、アオイソメの2匹掛けを使用し、沈みケーソンの穴釣りで反応を待った。開始早々に30、42センチアブラコが釣れた。その後、宮崎親子も合流し、30~36センチをヒット。午後1時まで楽しんだ。

 限られたポイントだったが、アブラコのほかに20~22センチガヤ、20センチソイ2匹、ベロカジカ2匹が釣れ上々だった。【リポーター・小林誠二=67】