<フィッシング道>

 道南のえりも町沿岸でアブラコとカジカの好漁が続いている。北海道遊釣倶楽部の今年3回目の大会が11日、冬島漁港~襟裳岬漁港の間で行われた。40センチ級アブラコを20匹以上釣り上げる人もいるなど、活気ある釣行になった。

 南風の微風の中、22人が参加して2匹身長+5匹重量の審査で上位3人が1700点を超える高得点を挙げた。優勝はゲスト参加の安西秀利さん(53)。油駒に入釣し、夜明けとともに一気に魚の活性があり、午前6時ころにはカツオをエサに良型カジカが釣れ出し、続けて今大会身長賞の54センチアブラコを釣り上げた。点数は1790点の高得点をたたき出した。

 2位の福原則和さん(48)は西東洋に入釣し、開始早々53・6センチカジカをヒット。その後は潮待ちとなり午前6時ころにアカハラをエサに47センチアブラコを釣り上げた。3位は私で、襟裳岬漁港左岸、通称沈潜根に入釣。暗い時間帯は当たりがなく、干潮を持ちながら沖根を狙った。読み通り午前6時ころに50センチカジカをカツオ一本針の遠投竿(さお)で釣り上げた。その後は根ぎわ狙いで40センチ級アブラコが20匹超えだった。

 15位までが1200点以上のハイレベルの大会だったように、今後のえりも先端付近は水温とともに活性化が楽しみになりそうだ。【リポーター・藤本康隆=40】