<フィッシング道>

 日本海積丹町の幌武意沖に25日、旬を迎えている夜のマイカ釣りに出掛け、好漁だった。胴長17~25センチが1人100~150匹のクーラー釣りで、船上は活気づいた。

 午後6時、幌武意漁港から栄久丸(加藤船長、【電話】0135・45・6176)に8人が乗船し、水深130メートルラインを狙った。周辺の海域は一時よりも船の数は少なくなっていたが、遊漁船や専門のイカ釣り船がいさり火をともし、まだまだにぎわっていた。

 明かりをつけて1時間ほどは単発が続いた。午後9時を過ぎると当たりだし、午後10時ころからは本格的に釣れだした。タナは通常40~50メートルが多く、今回も50メートル前後だった。集まる群れによっては、小型や大型が交じり、大きめの仕掛けには大型マイカが多く釣れた。午後10時を過ぎてからは噴水状態で釣り上がり、1度に5~7匹ずつ上がった。しかし、タナが深いため、長くは続かなかった。

 午前1時の終了までに全員が3ケタ釣りを楽しんだ。大型クーラーに入れたり、大きさ別にイカ箱に詰めたり、40~50匹を沖漬けにする人もいた。札幌市から参加した瀬波孝夫さん(73)は3ケタ釣りで「今シーズン2回目で、大型も多く大満足」とニッコリ。加藤船長は「徐々に型が大きくなり、今後も期待できる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=60】