<フィッシング道>

 日本海の小樽沖で本格化している秋ヒラメを狙って、7日に出掛けた。潮回りが良くなく36~45センチが1人3~10匹と不調だったが、最近は好漁が続いており楽しめるシーズンだ。

 午前5時、小樽港から凌賀(高橋船長、【電話】090・7058・4829)に6人が乗船し、水深26~40メートルを狙った。早朝から無風のベタなぎで、オオナゴをエサに竿(さお)を振り続けアタリを待った。前半はポツポツ釣れたが小型が多く、35センチ以下はリリース。場所移動を繰り返した。

 水深40メートルのポイントで状況が一変。小雨と風で船が流され、待ちわびたアタリの到来でタモ入れも忙しくなった。しかし、雨風が収まると船も止まり、食いが渋くなった。再度移動を繰り返し、底付近にいる小魚の反応をうかがいながらヒラメがヒットしたが、底潮の影響か、他の釣り人と糸が絡むオマツリになり、アタリがあってもバレることが多かった。その他の釣果は小型ヒラメと小型フグが船中数匹。

 石狩市から参加した獅畑武雄さんは「バレが多く、数も少なかったが楽しめた」と話していた。高橋船長は「ヒラメは好調で今後も期待できる」と見通しており、レギュラーサイズの数釣りや、秋ヒラメならではの大型も条件次第でまだまだ狙えそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】