<フィッシング道>

 太平洋日高沿岸でアカハラ、カジカ、タカノハが好シーズンを迎えている。北海道遊釣倶楽部の大会が10日、日高町厚賀漁港から新ひだか町三石漁港で15人が参加して行われた。沖は台風の影響で時折ウネリを伴ったが、全員が安全を確保しながら釣行を楽しんだ。

 釣り自慢の参加者たちは好条件とはいえない中でも健闘を見せた。優勝した白勢孝信さん(43)は厚賀漁港に入釣。イカゴロをエサに40センチ台のアカハラをそろえた。審査基準(2匹身長+5匹重量)もクリアし、さらに43・9センチのアカハラで身長賞にも輝いた。

 2位の高橋宏照さん(44)は暗い時間から三石漁港に入り、狙い通り良型のアカハラをヒット。明るくなってからは漁港先端部に移動して釣果を上げた。厚賀漁港を狙った小畠誠二さん(61)は、アカハラとカジカを釣り上げ3位。

 旬のタカノハは、波の影響もあってか審査提出に至らず。秋を迎えた日高沿岸はシケが多くなるが、天候を確認し無理をせず釣りをすれば、今後も十分に楽しむことができる。【リポーター・藤本康隆=40】

 ▼総合(2身+5匹)

 (1)白勢孝信969点(2)高橋宏照872点(3)小畠誠二870点(4)中島浩樹813点(5)伊瀬武790点▽身長

 白勢アカハラ43・9センチ