<フィッシング道>

 日本海島牧村の積丹半島沖で秋ヒラメが旬を迎えている。20日の釣行では、38~74センチサイズが1人20~36匹の大漁となった。

 午前5時半、島牧村第二栄浜漁港から第八富丸(木村船長、【電話】0136・74・5256)に6人が乗船。雨が時折降り多少水が濁ったが、影響はほとんどなかった。ウネリがある中、水深40~45メートルラインで、オオナゴをエサに狙った。竿(さお)を振り始めて2、3分もたたないうちに次々とアタリがあった。揺れる船上でヒラメを締めたり、エサ交換にてこずりながらも数分でまたヒットし、早朝から入れ食いになった。

 強風と潮の流れで船が何度も流され糸が絡むオマツリが多かったが、魚の反応は順調だった。仕掛けを底から3~4メートル上げて狙うと上の針にヒラメが、下の針にはフグが付きうるさかったほど。しばらくすると波が徐々に収まり食いが落ちたが、後半は食いが戻りダブルもあった。ほかの釣果は50センチ前後のイナダにフグが船中数匹。

 恵庭市の菊地正司さんはヒラメをダブルで3度上げるなど好調。「60センチ超えも含め33匹釣った。こんなに釣ったのは初めて」とニッコリ。木村船長は「ヒラメ狙いは絶好調で、今後も続く」と話しており、まだまだ楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】