<釣りをしようよプルルン体験隊>

 第2弾女子会はルアー・フィッシングでニジマス釣り放題だ!

 ママさんアングラーのアミーゴこと西條亜弥(42)が発起人となる女性釣りサークル「スプラッシュ!」では、今月25日(土)に東京・あきる野市の秋川国際マス釣場で20人を募集してニジマス釣り体験会を実施しちゃう。釣りだけじゃなくて、新メニューのニジマスかば焼き重も食べられる。8日、体験会に先がけて、アミーゴのママ友2人が初めてのニジマス釣りに大熱狂した。

 秋川国際マス釣場が、閉鎖していたルアー・フィッシングエリアを「スプラッシュ!」のために復活してくれる。

 秋川漁協副組合長で同釣場を統括する安永勝昭さんは「フックをシングルにして、返しをなくす。魚に手で触れないなどダメージさえ与えなければ、リリースもOK。かつてはマナーが悪くて魚をボロボロにされた。今回は女性にルアーできれいに釣って、しかも釣り放題でおいしく食べていただきたい」と熱っぽく話した。

 8日、アミーゴのママ友の上田真理さん(37=マリちゃん)と佐藤るい子さん(42=ルイちゃん)がやってきた。ともに「釣りは2回ぐらいはあるけど、ニジマスは初めてでぇ~す」。スピニングリールでのキャストも知らないし、ルアーのスプーンも生まれて初めて見た。

 軽い3グラムのスプーンを遠くに飛ばせずに苦しんだのは、最初の20分だけ。何度かキャストするうちに慣れてきて、ほぼ同時に体の横にピンクのラインの入ったきれいなニジマスをゲットした。「おもしろーい」(ルイちゃん)「スゴイ力強いんですね」(マリちゃん)。

 現場リーダーの吉田明宏さん(46)は「お客さんが来るたびに魚は放流しますが、そのまま川に居着いて野生化するニジマスがでてきている。特にこの上流域のは力強い。それにおいしいです」と笑った。

 アミーゴも「そんなに教えなくても簡単に釣れちゃう。でも、このニジマスは管理釣り場じゃなくて天然みたい。すごいです」とうなった。初体験の2人もそれぞれ10匹以上釣ってホクホク顔だった。

 また、ランチのかば焼き重は25日から新メニューとしてスタートさせる。「スプラッシュ!」参加者には食べてもらうが、実食した3人は「皮がパリパリで身がふんわり。ウナギよりあっさりしていておいしいかも」と大喜びだった。

 今回のルアー・フィッシングエリア復活はテストになるが「今後、通常営業する計画も考える。会員制にするのも面白い」と安永さんも本腰を入れて検討する予定だ。【寺沢卓】

 ▼秋川国際マス釣場

 秋川漁協直営のエサ釣り専門の管理釣り場で、上流域はほぼ天然の渓流。釣り客が入ると養殖したニジマスを放して釣ってもらう。1990年代前半、ルアー・フィッシング専用エリアがあったが、魚体だけ痛めつけて、持ち帰らずにリリース(元に戻す)する客が増え、ルアー専用区閉鎖。12月29日~翌1月3日は休業。入漁料1日3300円(制限10匹、以後1匹につき200円)、貸しザオ200円。エサはイクラ300円、ブドウ虫500円。<ニジマス釣り体験会>

 ▼要項

 10月25日(土)午前10時前後、秋川国際マス釣場集合。実釣後は、ランチでニジマスのかば焼き重を食す(レシピ配布)。午後は釣りをしてもよし、帰宅も自由。通常は制限10匹だがこの日は釣り放題。参加費は4000円、小学生は2000円。参加は子どもも含め女性に限る。釣り道具はすべてレンタル。魚を持ち帰る場合はクーラーボックス持参。ルアーは軽めのスプーン(3~5グラム)を使うので、釣具店で安いものでいいので数個購入してください。フックは返しのないバーブレスで、シングルのみ、トリプル不可。ペンチがあると便利。講師としてトラウトの達人、高田達也氏が参加。

 ▼申し込み

 秋川国際マス釣場【電話】042・596・0568(午前8時~午後4時)。先着順。

 ▼電車での交通例

 JR新宿駅(始発)7番線

 午前8時19分発→JR武蔵五日市駅(終点)同9時21分着。西東京バスで武蔵五日市駅同9時35分発→秋川国際マス釣場同9時58分着。