<フィッシング道>

 太平洋日高沿岸でカジカ、アブラコなどの根魚が本格化してきた。札幌夢釣会の大会(2身+5匹)が12日、様似漁港からえりも町の東洋漁港にかけ、15人参加で開催された。波、風ともに1メートルという釣り日和で、釣果もまずまずだった。

 優勝は同会会長の吉野繁将さん(66)で、入釣したのは東洋漁港左岸と油駒。夜明け前に幸先よく良型カジカを釣り上げ、その後も辛抱強くポイントを探り、明け方にアブラコをものにした。吉野さんとともに入釣した矢ケ崎一男さん(68)も良型カジカとアブラコを夜明け前にそろえ2位に入った。

 3位は私で、アポイ入り口前を皮切りに白里谷、平宇と移動したが不調で、残り1時間になってから日本電工前に入釣。身長賞をゲットした45・5センチのカジカを釣り上げ、入賞に滑り込んだ。

 今回の大会は日高からえりも町にかけて、カジカが一気に岸寄りの予感をさせる内容で、エサはカツオやイカゴロが好調だった。今後は潮が高くなる日が多くなるので、安全を確保しながらの釣りを楽しんもらいたい。【リポーター・藤本康隆=40】