<フィッシング道>

 太平洋新ひだか町の東静内沖に、最盛期を迎えている大型ソウハチ狙いで、7日に出掛けた。27~45センチが1人100~150匹の大漁に、全員が大満足の釣行だった。

 午前6時、東静内漁港から、はるか(宮下忠夫船長、【電話】0146・43・2229)に10人が乗船。30分かけて沖合65~75メートルのラインを狙った。

 仕掛けは胴突仕掛けに針16~18号で、エサに赤イカを使用。この時期としては風や波もなく絶好の釣り日和で、一同はやる気満々で投入。今回は魚が浮いておらず、ベタ底がほとんどだったが、タナ取りの必要はなかった。追い食いをさせると、潮の流れなどで数が付いたが、糸が絡みオマツリも目立った。

 本来の浮き釣りがお預けになったが、30~40センチ前後の良型が多く、45センチ級の大物も交じっていた。好漁の中、魚が船べりで針から外れることもあった。このポイントはスケトウの群れが多く、狙いのソウハチが薄くなる場面もあり、移動を繰り返した。スケトウは40~55センチが1人20~40匹釣れた。

 仕掛けや追い食いのさせ方などで多少釣果に差があったが、全員大型クーラーが満杯で、笑顔が絶えなかった。宮下船長は「大型ソウハチが数釣れていて、2月末まで続くでしょう」と話しており、今後も期待できそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=61】