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阿曽山大噴火コラム「裁判Showに行こう」
ニセ有栖川の坂本被告「死刑にしなさいよ!!」
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| イラスト=阿曽山氏が法廷でスケッチした坂本晴美被告 | |
事件は報道されても、その事件の裁判って報道されないでしょ。ニュースで伝えたとしても、初公判と判決くらい。それならば、毎日東京地裁に通っている俺が裁判の途中経過を勝手にお伝えしようじゃないか、というコーナーです。
第1回目は、ニセ有栖川の裁判。有栖川宮を騙っていた北野康行被告と坂本晴美被告のご両人は、1つの法廷で仲むつまじく同時に裁かれています。
初公判が去年の2月20日で、1年半も公判が続いているので、裁判のハイライトである被告人質問は終わっちゃってるんだけど(正確に言えば、検事から坂本被告への質問が30分も残ったまま)、坂本被告の質問の時はかなりの見ものでしたね。検事に向かって「あなた、私を殺したいんでしょ!死刑にしなさいよ!」と絶叫したり、裁判官に向かって「どんなに愛し合っていても、月に1度の裁判で殿下(北野被告)と話ができません! 私はそのことに非常に腹を立てています!!」と歯向かったり…。
傍聴していて飽きることはなかったんだけどね。そんな坂本被告も、今は白髪混じりで疲れきっているのかおとなしくなってます。ちなみに、今法廷で行われているのはとっても地味な、被害者への尋問。被害者っていうのは、披露宴に出席してご祝儀を払った人なんだけど、これが半年近く続いているんだよね。かれこれ30人くらい出廷したんじゃないかな。かなり退屈な裁判になってます。ただ、前々回の証人尋問では、あの羽柴誠三秀吉氏が出廷してたんで、石田純一やエスパー伊東やダイヤモンドユカイなど、披露宴に参加した芸能人が出廷する日もあるかも。
ちなみに、次回裁判は9月8日午後1時から。興味のある方は是非。
【有栖川宮を語った詐欺事件の概要】 大正時代に断絶した皇族「有栖川宮」を名乗って結婚披露宴を開き、祝儀約1300万円などをだまし取ったとして「有栖川識仁」(ありすがわ・さとひと)を自称した無職北野康行(41=京都市左京区)と披露宴で新婦となった無職坂本晴美(45=東京都文京区)イベント企画会社役員楠信也(42=目黒区)の3容疑者が2003年10月21日、警視庁公安部に、詐欺容疑で逮捕された。
披露宴は03年4月6日、都内で開かれた。約2000人に招待状が送付され、俳優の石田純一さん、タレントのエスパー伊東さんら約400人が出席した。
調べによると3人はもともと面識がなかったが、02年10月に北野、坂本両容疑者が顔見知りになり、同12月、共通の知人の夕食会で楠容疑者と知り合ったという。
阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)
本名:阿曽道昭。1974年9月12日生まれ、山形県出身。大川豊興業所属。趣味は、裁判傍聴、新興宗教一般。チャームポイントはひげ、スカート。裁判ウオッチャーとして数多くの裁判を傍聴。 月刊誌「創」に裁判傍聴日記の「アホバカ裁判傍聴記」を連載している。主な著書に「裁判大噴火」(河出書房)。
パチスロはすでにプロの域に達している。また、ファッションにも独自のポリシーを持ち、“男のスカート”にこだわっている。定住する家を持たない自由人。パチスロと裁判傍聴で埋めきれない時間をアルバイトで費やす日々。
