100回以上も遅刻を繰り返している小学校教諭の男性がいた。AP通信によると、教員歴15年の米国人アーノルド・アンダーソン氏は、ニュージャージー州ニューブランズウィックのルーズベルト小学校に所属。2013年秋から今年3月までに111回も始業時間に遅れ、無給謹慎処分を受けている。

 同氏は「僕は時間をかけて朝食を食べるから、遅刻するんだ。朝食は、一日の食事のうちで最も大切だから、仕方がないんだ」と、先生とは思えない責任転嫁ぶり。「遅刻といっても、始業時間に1~2分遅れるだけだ。授業に遅れたことは1度もない」と、反省する様子はなかった。

 同州には有力な教職員組合があり、同氏は解雇処分を免れたという。来年1月1日には無給謹慎処分が解け、教員に戻れる。「来年は、食べるスピードを上げて、もっと早起きしよう」。誰でも思いつきそうな対策を、いまさら口にしていた。