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キプロスとマルタでユーロ流通始まる

 地中海の島国、キプロス共和国とマルタで1日、欧州単一通貨ユーロの流通が始まった。両国の首都では花火が打ち上げられるなど、市民らが流通開始を祝った。両国での流通開始でユーロ圏は15カ国体制となった。

 文化遺産やリゾート地が多い観光立国の両国ではユーロ流通で両替が不要になることから、外国人観光客の増加に期待。一方で市民の間には、新通貨流通に伴う便乗値上げへの警戒も強い。

 04年に欧州連合(EU)に加盟した両国は、自国通貨とユーロを一定の変動幅で連動させる為替相場メカニズムに参加、ユーロ流通の準備を進めてきた。1日以降当面はユーロと両国の通貨が併用されるが、一定期間を経てユーロのみが流通する。

 キプロス共和国の首都ニコシアで行われた祝賀イベントで、パパドプロス大統領が現金自動預払機(ATM)からユーロ紙幣を引き出し、流通開始をアピールした。

 キプロス島はギリシャ系住民が多数のキプロス共和国と、トルコ系住民が多数でトルコのみが承認する北キプロス・トルコ共和国に分断されているが、ユーロ流通はキプロス共和国のみ。

[2008年1月1日21時0分]

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