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ユネスコ大使が平泉を視察

 今年夏の世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」(岩手県)をめぐり、登録の可否を審議する世界遺産委員会に参加する予定の国連教育科学文化機関(ユネスコ)日本政府代表部の近藤誠一特命全権大使が2日、平泉町の中尊寺などを現地視察した。

 視察は、浄土思想に基づく文化的景観など平泉の理解を深め、カナダでの委員会審議で意見を求められた場合に備えることが目的。

 国宝の中尊寺金色堂などの状態を確認した近藤大使は「平泉の浄土思想は平和を願うユネスコの思想と合致する。それを象徴する建物や景観を保存していたのは素晴らしい」と述べた。

 近藤大使は視察後、登録に向けた岩手県や地元市町の取り組みについて、達増拓也知事や地元関係者らと意見交換した。

 近藤大使は昨年の世界遺産委員会でも日本代表を務め、一時登録が危ぶまれた島根県の石見銀山遺跡の世界遺産実現に動いた。

 大使は3日も毛越寺や、中世の荘園景観を今に伝える「骨寺村荘園遺跡」などを訪れる予定。

[2008年3月2日17時8分]

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