米情報当局が先週、ロシアのサイバー攻撃による米大統領選干渉に関してオバマ大統領やトランプ次期大統領に行った報告に、ロシア情報機関がトランプ氏のダメージとなり得る私生活や財務に関する情報をつかんでいるとの未確認の内容が含まれていたことが分かった。米CNNテレビが10日に報じた。

 英秘密情報局(MI6)元要員がロシア関係筋から得た情報などを基に作成されたとされ、連邦捜査局(FBI)が正確性や信ぴょう性を精査中という。CNNテレビなどによると、FBIのコミー長官、中央情報局(CIA)のブレナン長官、クラッパー国家情報長官、国家安全保障局(NSA)のロジャーズ局長が両氏に説明を行った際の報告資料に、トランプ氏の件が添付されていた。

 この添付文書によると、ロシアは民主党と共和党についての情報を収集していたが、民主党候補のクリントン氏に不利な情報だけを公開していたとみられる。ロシア政権のトランプ氏への肩入れが裏付けられたとする見方もある。

 米ニュースサイト「バズフィード」は、35ページの添付文書を画像にして公開。「ロシアは西側諸国の同盟を壊すために、最近5年間はトランプ氏を支援している」などと記されている。トランプ氏の私生活では、2013年にモスクワの高級ホテルで宿泊した際の“奇行”が報告された。このホテルはオバマ大統領一家が泊まったことで知られ、トランプ氏はオバマ氏と同じ部屋に滞在。多くの売春婦を呼び寄せ、オバマ夫妻が就寝したとみられるベッドの上に乗せ、全員に放尿させたという。

 トランプ氏はこの報道を受け、ツイッターで「偽ニュース 政治的魔女狩りだ!」と反発した。