今夏の都議選に向けた小池百合子都知事との連携を見据えて、昨年末に都議会自民党からの会派離脱と、新会派「新風自民党」の結成を表明していた3人の都議は12日、党本部で下村博文・都連会長と面会し、会派離脱を認められたことを明かした。ただ自民党は離党せず、都議選も自民党公認として戦うとしている。

 下村氏によると、3人は小池氏が仮に新党を結成した場合でも、参加しない意向を伝えたという。

 3人は、大場康宣(世田谷区、当選2回、山内晃(品川区、同1回)、木村基成(小金井市、同1回)。

 大場氏は面会後、報道陣に対し、「会長から『会派離脱は認めましょう』という話をいただいた。第1次公認をもらっており、自民党の公認候補として、そのまま(都議選を)戦う」と述べた。

 小池氏との連携については「会長からは聞かれていない。今日は会派離脱のご説明だけをした」と、言葉を濁した。

 自民党を離党しない点では、小池氏と同じだ。当初、3人の動きは、小池氏と対決姿勢を深める都議会自民党内の「分裂」を加速させるものとして注目されていたが、3人が自民党に残ることで、実際に小池氏とどう連携していくかについては不透明な面も残った。今後、同様に「都議会自民党」の看板から離れる動きが出る可能性もある。

 一方、下村氏は「3人は、都議選を自民党で戦いたいが、会派だけは別でという相談にきた。自民党、都連から抜けるわけではないので、都連がどうこう言う立場ではない。引き続き都議会自民党の公認として応援する」と述べた。

 会派離脱の理由について、3人から「執行部の運営の仕方について、いろいろな話があった」といい、「あらためて執行部にも来てもらい、執行部としての意見を聞きたい」と述べた。

 小池氏との関係については「是々非々。都政発展のために頑張っているところは、連携しながら応援できるようなスタンス。これは自民党と同じだ」と強調。都議会で自民党会派が2つになることについては、「地方議会では異例なことではない。これまで会派1つで良くやってきた方ではないか」と主張した。