岡山県備前市で2015年、乗用車にヌンチャクを積んでいたとして軽犯罪法違反の罪に問われた同県浅口市の男性整体師(48)の控訴審判決で、広島高裁岡山支部は8日、科料9900円の1審玉島簡裁判決を破棄し、無罪を言い渡した。

 大泉一夫裁判長は判決理由で「現代ではヌンチャクは武道や趣味として適法な目的で使用されるのが一般的だ」と指摘。「趣味として仕事の合間に練習するためという携帯の目的には相応の合理性があり、正当な理由がないとした1審判決は誤りだ」とした。

 判決などによると、男性は中高生時代にカンフー映画のスター、ブルース・リーの影響を受け、通信販売で購入したり自作したりしたヌンチャク3組を所有。15年11月、出張で訪れた備前市のコンビニの駐車場で隠し持っていたとして起訴されていた。

 軽犯罪法は正当な理由なく刃物、鉄棒などの生命、身体に重大な危害を加えるような器具を隠し持つ行為に対して罰則を定めている。(共同)