韓国の朴槿恵前大統領が12日に大統領府公邸から自宅へ戻った際、飼い犬9匹を残して帰ったことが13日分かった。大統領府は犬の扱いは決めていないと説明。9匹は「捨て犬」にされたと動物保護団体は朴氏を非難し、引き取ると表明した。

 朴氏は2013年2月の大統領就任時にソウルの自宅近所の住民から、天然記念物の珍島犬をひとつがいプレゼントされ「セロム(新た)」「ヒマン(希望)」と名付け公邸で飼っていた。

 朴氏は犬をかわいがる写真を公開してイメージアップに活用。15年に2匹の間に生まれた5匹の子犬は希望者が引き取った。今年1月にも7匹が生まれ計9匹がいる。

 朴氏の親友、崔順実被告の国政介入事件発覚後、セロムとヒマンの名も崔被告の意見を聞いて決めたことが判明した。

 さらに、朴氏が18年平昌冬季五輪のマスコットを珍島犬のデザインにするよう求め、昨年、当時の大会組織委員会会長、趙亮鎬・韓進グループ会長が国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に採用を求め自家用機でスイスまで出張したが拒否されたと報じられている。

 趙氏はその後、組織委会長職を更迭され、マスコット採用失敗に怒った朴氏の意向とみられた。その朴氏の犬への愛情も偽物だったと批判が出ている。(共同)