ドジぶりが人気を集め、映画化もされた香川県警の元嘱託警察犬「きな子」(ラブラドルレトリバー、雌14歳)が20日、同県丸亀市の丸亀警察犬訓練所で死んだと、同訓練所が明らかにした。人間なら90歳ぐらいで、老衰とみられる。

 6年連続で警察犬になるための試験に落ちた後、2010年の競技会でトップの成績を残し、翌年から約2年、嘱託警察犬を務めた。10年8月には、映画「きな子~見習い警察犬の物語~」(小林義則監督)が全国で公開され、話題を呼んだ。

 引退後は県警の「安全・安心まちづくり教育隊」の特別隊員として子ども向け安全教室などで活躍した。16年に名誉隊員に任命されたが、高齢のため出動はなかった。

 引退後のきな子を世話した丸亀警察犬訓練所の亀山篤志訓練士(30)は「警察犬の活動の広報などよく頑張ってくれた」と話した。(共同)