タレントの故やしきたかじんさんの妻が、サンデー毎日の記事は真実でなく、名誉を傷つけられたとして、発行元の毎日新聞社に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は19日、妻の請求を棄却した。

 サンデー毎日は2014年12月の記事で、作家百田尚樹さんがやしきさんの闘病生活を描いた著作「殉愛」を巡り、「大半は百田氏が妻から聞いたもので、やしきさんの発言はほとんどが妻の捏造(ねつぞう)だ」とする長女が出版差し止め訴訟を起こしたと報じた。

 判決理由で山田真紀裁判長は「原告の社会的評価を低下させる内容だが、記事は長女の主張を紹介したにすぎない」として賠償責任を否定した。

 毎日新聞社は「当社の主張が認められた妥当な判決」としている。(共同)