昨年7月の参院選で候補者を応援したのは、国家公務員の政治的行為の制限を定めた国家公務員法に違反するとして、元大阪高検公安部長の三井環氏が、安倍昭恵首相夫人と夫人付の政府職員に対する同法違反容疑の告発状を東京地検特捜部に提出したことが20日、分かった。

 告発状では、複数の政府職員が昨年6~7月、昭恵夫人に同行して自民党公認候補14人のために選挙運動をし、昭恵夫人はその共犯に当たるとしている。4月3日の参院決算委員会で、社民党の福島瑞穂氏が「全部、動画と写真が残っている」と指摘していた。

 昭恵夫人については、学校法人「森友学園」が大阪府豊中市の旧国有地で目指した小学校建設を巡り、国の予算措置の方針を学園側に漏えいしたとして、高松市の男性が別の国家公務員法違反容疑での告発状を大阪地検特捜部に提出している。(共同)