英紙デーリー・メールは21日までに、ロシア軍が北朝鮮との国境地帯に向けて部隊を派遣していると報じた。北朝鮮に米国が軍事攻撃も辞さない構えを見せていることから、難民流入などの有事を想定した措置の可能性がある。しかし、インタファクス通信によると、ロシア東部軍管区の報道官は21日、演習を終えて通常配置の場所に戻っているだけで、北朝鮮情勢とは一切関係ないと否定した。

 同紙はウェブサイト上に、地元住民が撮影したとみられる動画も載せた。動画には、貨物列車で多くの戦車が搬送されていく様子や、ヘリコプターが次々に飛んでいく様子が収められている。退役軍人の一人は、ロシア極東の沿海地方で先週からこうした動きが出ていると同紙に語った。

 極東のメディア、プリマメディアも19日、同様の動画を伝え、ロシア軍が北朝鮮情勢をにらんで国境に軍を集結させていると報じた。ただ他のロシアメディアは演習の一環であり、北朝鮮とは無関係と伝えている。(共同)