神奈川県鎌倉市は21日、市観光協会が実行委員会から脱退したため、いったん中止を決めた「鎌倉花火大会」を、市の主催で当初の予定と同じ7月19日に実施すると発表した。松尾崇市長は記者会見で「残念がる声が多数あり、何とか開催したいとの思いで模索した」と述べた。

 市によると、花火大会はこれまで市や協会などで構成する実行委が主催していた。しかし、協会が職員の雇い止めをした可能性が浮上したことを受け、市議会が3月、2017年度当初予算案から協会への補助金約4700万円を削除した修正案を可決。補助金は交付されなかった。このため協会が実行委から脱退し、市は10日に中止を発表していた。

 今年の花火大会の予算はこれまでと同規模の約4千万円を見込んでおり、企業からの協賛金のほか、インターネットを通じて資金を調達する「クラウドファンディング」で1000万円を目標に集める。

 市によると、鎌倉花火大会は1948年に始まり、今回で69回目。昨年は約15万人が訪れた。(共同)