個人同士がインターネット上でフリーマーケットのように物品を売買するスマートフォンの人気アプリ「メルカリ」に1万円札など現金の出品が相次ぎ、運営会社のメルカリ(東京都港区)が利用規約に反するとして出品を禁止し、削除していることが24日、分かった。

 額面以上の価格で売買が成立していたケースもあった。メルカリによると、購入者がクレジットカードで決済することで、すぐに現金を手に入れられるメリットがあったとみられる。同社の担当者は「トラブルを防ぐためにも現金は出品しないでほしい」としている。

 メルカリでは、もともと古い紙幣や記念硬貨などは出品することができたが、利用者から「穴の位置がずれた硬貨」など珍しいものを出したいとの要望があり、今年2月中旬から現行の紙幣や硬貨でも出品を可能にしていた。

 しかし、通常の紙幣や硬貨の出品が続き、22日から古い紙幣や記念硬貨などを除いて出品を禁止した。「本物 1万円札」「即日発送可」などの説明で、現行とみられる1万円札1枚が1万3千円で出品されたケースもあった。

 メルカリはオークション形式ではなく、出品者が価格を指定。2013年からサービスが始まり、日本国内ではアプリのダウンロード数が約4千万に達している。(共同)