学校法人「森友学園」が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)の元PTA会長図越寛氏(36)は19日、自身の長女を学園が特別な支援を必要とする「要支援児」と偽り、大阪府と市の補助金計114万円の交付を受けたとして、詐欺容疑などでの告発状を大阪地検に提出した。被告発人は「氏名不詳者」としている。

 図越氏によると、長女は要支援児に該当していなかったが、幼稚園は同意なく、2015、16年度に要支援児として補助金を申請。15年度には府から78万円、市から36万円の交付を受けたという。府が開示した申請書類には、図越氏への説明や同意の有無を確認する欄に「○」と記されていた。

 図越氏は提出後、報道陣に「子どもを利用し悪質性が高い。学園からは説明や謝罪がなく、憤っている」と訴えた。

 図越氏の告発内容のうち大阪府の補助金分は、府が19日に送付した籠池泰典前学園理事長に対する告訴状の内容と重複するとみられる。

 一方、府は19日、告訴状の記載額について、当初説明していた6108万3000円から6186万7000円へと訂正した。要支援児の受け入れに関し、34人分2665万6000円の不正を認定していたが、1人分を加えて2744万円とした。(共同)