「世論を無視するな」「まるで独裁国家だ」。国会正門前では19日夜、約9000人(主催者発表)が参加する抗議集会が開かれ、「共謀罪NO」のプラカードを掲げた市民らが怒りの声を上げた。

 東京都足立区の税理士石塚幹雄さん(71)は「特定秘密保護法や安保法制と同様、世論を無視している」、板橋区の会社員上島恵さん(30)は「法案が成立すれば市民が監視され、政府への反対意見を言えなくなる」と訴えた。民進党の蓮舫代表や共産党の小池晃書記局長らもマイクを握り「疑問は解消されていない」と、衆院での審議やり直しを求めた。

 議員会館前では市民数100人が抗議の座り込みも。横浜市の無職安部義三さん(64)は「政府は疑問に答えていない。やり方が独裁国家そのもの」。東京都武蔵野市の女性団体職員(40)も「数で押し切る安倍政権は許せない。グレーゾーンが多い法案で、捜査機関に都合よく判断されかねない」と訴えた。(共同)