二子玉川住民への「眺望権」侵害認めず
東京都世田谷区の東急電鉄二子玉川駅近くに高層ビルなどを建設する再開発は、眺望権や景観利益を侵害するとして、近隣住民ら64人が事業者の二子玉川東地区市街地再開発組合に、事業差し止めを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、請求を棄却した。
山田俊雄裁判長は、原告13人について「多摩川越しの富士山の眺望などは、マンション販売の宣伝にも使われるなど経済的利益があり、法的保護に値する」と判断した上で「再開発事業は公益性があり、高さ制限にも反しておらず、原告の受忍限度を著しく超えていない」として、違法性を認めなかった。
判決によると、再開発事業は約11ヘクタールの土地に、高さ約150メートルの高層マンションや商業施設などのビルを建設する計画。2000年に都市計画決定され、既に一部工事は始まっている。
[2008年5月12日20時0分]
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