ブッシュ氏と李大統領が共同記者会見
ブッシュ米大統領は19日、訪米した韓国の李明博(イミョンバク)大統領と首都ワシントン郊外のキャンプデービッドで会談した後、共同記者会見し、北朝鮮に対し「検証可能な完全核計画申告」の提出を要求、非核化プロセスにおける「検証」重視の姿勢を鮮明にした。両首脳は在韓米軍の削減計画を凍結し、現在の規模(3万人弱)を維持することでも合意した。
韓国の政権交代で2月に李大統領が就任して以来、初の米韓首脳会談。対北朝鮮「包容政策」を掲げた盧武鉉(ノムヒョン)前大統領時代にぎくしゃくした米韓関係の「復元」と強化を図り米韓同盟を再定義するとともに、両首脳が北朝鮮政策で共同歩調を取ることを明確にした。
ブッシュ大統領は北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除について、申告内容次第と述べたが、6カ国協議の展望については「希望を抱いている」と表明。李大統領も北朝鮮の核廃棄は「不可能ではない」と応じ、米韓両国は北朝鮮に「敵対的意思はない」とした上で「北が国際的な孤立から脱し、住民生活が改善されるよう努力することで一致した」と述べた。
李大統領は米韓同盟について「国際情勢の急変などにより、新たに変化する必要に迫られている」と指摘。両首脳は「自由と民主主義」などを基盤に世界平和に寄与する「21世紀戦略同盟」として発展させていく必要性で一致した。
また、北朝鮮が核を放棄し開放に向かえば大型支援を実施、住民1人当たりの年間所得を10年間で3000ドル(約31万円)に引き上げるという「非核・開放3000」構想について李大統領は「ブッシュ大統領から支持を得られた」と述べた。
経済関係では、両首脳が貿易・投資だけでなく、地球温暖化防止に向けた協力強化でも一致。李大統領は、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)出席に合わせた訪韓を招請、ブッシュ大統領は受け入れた。
キャンプデービッドに韓国大統領が招かれたのは初めて。
[2008年4月20日11時34分]
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