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ヒラリー氏、大票田制し選挙戦継続へ

 歴史的な激戦が続く米大統領選の民主党候補指名争いは22日、終盤戦で最大の票田となるペンシルベニア州予備選が行われ、ヒラリー・クリントン上院議員(60)がオバマ上院議員(46)の猛追をかわし勝利した。米主要メディアが伝えた。この結果、指名争いの決着は持ち越された。

 ただ、残る予備選は全米50州のうち7州と自治領プエルトリコ、米領グアムのみで、累計獲得代議員数で100人以上リードするオバマ氏の優位は動かない状況。民主党内では、指名争いが長引けば共和党を利するだけとの危機感が増しており、ペンシルベニア州での勝利にもかかわらず、クリントン氏に対する撤退圧力は続きそうだ。

 クリントン氏は22日、フィラデルフィアで支持者を前に勝利宣言。「(選挙戦の)流れが変わりつつある。私は(大統領就任の)1日目から働く準備ができている」などと、今後の選挙戦に自信を示した。

 CNNテレビによると、開票率96%段階で、クリントン氏の得票率は55%、オバマ氏は45%。累計獲得代議員数はクリントン氏が1556人、オバマ氏は1694人。

 米メディアの出口調査によると、クリントン氏はもともとの支持層である白人、労働者、高齢者各層の6割前後の支持を獲得。事前に優勢が伝えられていただけに負ければ即撤退につながりかねない背水の陣だったが、かろうじて今後に望みをつないだ。鉄鋼不況などを反映し、経済対策を重視する有権者も過半数がクリントン氏に投票した。

 前回3月11日のミシシッピ州予備選から約1カ月半もの空白期間をおいて行われたペンシルベニア州予備選は、クリントン氏が当初20ポイント前後の差で優位に立っていたが、終盤でオバマ氏が激しく追い上げた。しかし、同州などの労働者を「銃に執着し宗教にすがっている」と形容した失言などが響き、クリントン氏をとらえ切れなかった。

 同州予備選で投票で選ばれる代議員数は158人。民主党指名争いはこの後、5月3日に行われる小規模なグアムの予備選を経て、同6日のノースカロライナ、インディアナ両州予備選が次のヤマ場となる。

 [2008年4月23日14時53分]


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