フィリピンが外国人への腎臓売買禁止へ
フィリピンのデュッケ保健相は29日、外国人を対象とした臓器売買を全面的に禁止することを検討していると発表した。近く行政命令を出すとしているが、禁止の時期や内容の詳細は未定。
立法により規制する予定はないとしているため「臓器売買を取り締まっている」とする国際社会へ向けたアピールにすぎないとの指摘もある。
保健省は3月、ルールに基づく臓器移植を実施するための組織新設を発表したばかり。突然の禁止発表について同相は、アロヨ大統領が直接指示したと説明した。
保健省によると、2001年から06年までフィリピンで臓器移植を受けた患者の63%が日本人を含む外国人だった。
フィリピンには臓器売買を禁止する法律はなく、貧困層が腎臓を「提供」し、謝礼を受け取る行為が頻発している。
フィリピンや中国での臓器売買の実態を調査している粟屋剛・岡山大大学院教授(生命倫理学)は「禁止するならば貧困層の生活を向上させる政策が必要」と指摘している。
[2008年4月29日21時58分]
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