ロシアのメドベージェフ大統領が就任
「プーチン路線の継承」を唱えて3月のロシア大統領選で圧勝したドミトリー・メドベージェフ第1副首相(42)が7日、クレムリンで宣誓し、第3代大統領に就任した。新大統領は同日、任期を終えたウラジーミル・プーチン前大統領(55)を首相に指名。プーチン氏は8日に下院で首相就任が承認される見通しで、共に政権を担う異例の「双頭体制」が発足する。戦後のソ連・ロシアの国家元首としては最年少。任期は4年。
メドベージェフ大統領は就任演説で「市民と経済の自由をさらに発展させることが自分にとっての最重要課題だ」と強調、法治主義の徹底も訴えた。プーチン氏は「国の発展に向けて選択した路線を皆で一緒に継続することが最も大切だ」と述べ、路線継続を求めた。
リベラル派とされる新大統領にとって、首相として強い実権を維持するとみられるプーチン氏との権力調整が最大の焦点。両者で協議している新政権の組閣人事で独自色を打ち出せるかどうかが最初の試練となる。
米国のミサイル防衛(MD)計画などをめぐりプーチン政権下で悪化した対欧米関係の改善に踏み出せるかどうかも注目される。
プーチン氏は2期8年の大統領任期中、社会や経済への国家統制を強め、欧米と対立する一方で、国内の政治的安定と経済成長をもたらし、国民の人気は衰えていない。下院議席の7割を占める与党「統一ロシア」の党首にも就任し、今後は議会や地方を事実上支配するとみられる。
昨年12月の下院選での統一ロシア圧勝を受け、プーチン氏は側近のメドベージェフ氏を後継候補に指名。メドベージェフ氏は大統領選で70・28%を得票し圧勝した。
式典にはゴルバチョフ元ソ連大統領や日本の斎藤泰雄駐ロシア大使ら各国外交官など計約2400人が出席した。
[2008年5月7日21時52分]
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