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国際緊急援助隊が倒壊現場で救援活動開始

 中国・四川大地震で、日本政府の国際緊急援助隊第1陣31人は16日午後4時40分(日本時間同5時40分)ごろ、四川省の青川県のビル倒壊現場で捜索を開始した。同援助隊は今回の地震で中国が受け入れる外国の援助隊の第1号。

 新華社通信によると、現場は病院の宿舎で、12人が下敷きとなり既に9人の遺体を搬出、出産休暇中だった女性と乳児ら3人が依然閉じ込められている。隊員らは人の鼓動などをキャッチする「人命探査装置」で確認した上で重機で掘り進めたが、日没で捜索はいったん中断。援助隊の第2陣が照明器具を持ち込むのを待って再開する。

 援助隊は16日午前、被害が深刻な青川県の別の地区に入ったが、その後、活動場所を変更。団長の外務省国際緊急援助室の小泉崇室長によると、当初の現場は土砂崩れにより深さ10~80メートル埋もれており、ビル倒壊など都市型の現場を専門とする日本の援助隊とはミスマッチだったためという。

 小泉団長は「日本の隊が都市型であることは事前に中国外務省に伝えていた」と不信感を示した。中国側は「情報が混乱している事態を理解してもらいたい」と日本側に釈明したという。

 中国外務省当局者によると、青川県では人口約25万人のうち、少なくとも1500人が死亡、1万人が負傷した。援助隊は15日まで声が聞こえていた別の倒壊現場でも捜索を行ったが、生存反応はなかったという。

 青川県内の道路沿いでは多くの家屋が倒壊し、余震を恐れる住民らが屋外で生活。岩の下敷きになって押しつぶされた車が複数転がり、路面には大きな岩やひび割れなど、地震の傷跡が残されていた。

 日本の援助隊第2陣のほか、韓国やロシアなどの援助隊も16日午後、成都に到着した。

 [2008年5月16日23時46分]


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