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牛やシカが地磁気を感知?衛星写真を解析

 放牧中の牛や休息中のシカは多くの場合、南北を向いており、地磁気を感知する能力があるとする研究結果を、ドイツとチェコの国際チームが25日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。

 渡り鳥や回遊魚、ある種のモグラとコウモリは地磁気を感知することが知られているが、大型哺乳(ほにゅう)類では初めての証拠という。

 チームによると、衛星写真をインターネットで閲覧できる「グーグル・アース」で、世界中の308カ所の牧場にいた牛8510頭の体の向きを分析したところ、ほぼ南北方向が統計上最も多かった。

 衛星写真とは別に、チェコ国内の野生のシカと雪上に残ったシカの休息跡、計約3000頭分を地上から観察した結果も同様で、シカを直接見ることができたケースでは頭が北向きが多かった。

 太陽の位置や風向きと、体の向きとは無関係であることを確認。地理上の北極点と地球磁場の北磁極とのずれが大きくなる北半球の高緯度地域では、牛の体はより磁極方向に向いていることが分かった。

 チームは「地磁気と平行になったほうが、生理的に良い影響があるのかもしれない。何千年間も牛飼いや狩人に知られていなかったのは驚きだ」と指摘している。

 [2008年8月26日8時56分]


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