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医師の赤羽さん、3カ月半ぶりに解放

無事解放された日本人女性医師の赤羽桂子さん(AP=共同)
無事解放された日本人女性医師の赤羽桂子さん(AP=共同)

 国際医療援助団体「世界の医療団」(本部・パリ)は7日、エチオピア東部オガデン地方で誘拐された日本人女性医師で長崎大大学院生の赤羽桂子(あかはねけいこ)さん(32)と、オランダ人男性看護師の2人が、いずれも無事解放されたと発表した。昨年9月22日の事件発生から3カ月半ぶり。

 日本の外務省も8日、解放を確認したと発表した。赤羽さんはケニア国内の医療団施設におり、駐ケニア大使が7日夜に面会。「元気そうだった」という。赤羽さんの母千恵子さんら家族は赤羽さんと会うため9日、日本からパリに向けて出発する予定。

 赤羽さんらは誘拐後、事実上の無政府状態にある隣国ソマリアで監禁されていることが判明。ソマリア人武装組織とみられる犯人グループとの解放交渉は難航していた。

 外務省邦人テロ対策室によると、赤羽さんはケニア国内の空港で駐ケニア大使と面会した後、航空機で同国内の別の空港に移り、その後はケニアにある医療団の施設にいるという。

 医療団が発表した声明によると、2人は7日昼に解放され、安全な場所にいるという。解放の経緯や身代金の有無などについて、医療団はコメントを拒否しており、8日午前11時(日本時間午後7時)に、詳しい発表をするとしている。

 医療団によると、2人はソマリア国境から約80キロの地点で誘拐され、ソマリアに連れ去られた後、同国内を転々としていた。

 犯行グループは当初、エチオピアで拘束された仲間の解放を求めていたが、リーダーを名乗る男は昨年10月31日、共同通信の電話取材に応じ、身代金300万ドル(約2億8000万円)の支払いを要求していることを明らかにした。

 1991年から無政府状態が続くソマリアでは身代金目的の外国人誘拐が横行。医療団は7日の声明で、ソマリアで拉致されている他の人々への連帯を表明、速やかな解放を呼び掛けた。

 石油資源の豊富なオガデン地方では、同地方の独立を目指す反政府勢力とエチオピア政府が対立。医療団は中立姿勢を示すため、政府軍などの護衛を伴わずに活動していた。(共同)

 [2009年1月8日10時50分]


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